美容医療・アンチエイジング医療 / 美容皮膚科
ここでは、手術を行わない美容皮膚科についてご説明いたします。手術を行う美容外科についてはこちらをご参照ください。
アンチエイジング医療 (美容皮膚科的治療)
アンチエイジング医療は抗加齢医学とも言われ、広い意味ではホルモン療法などの内科的、あるいは婦人科的(更年期治療)治療をはじめ、各種のサプリメントによる老化の防止を目的に行われます。
美容医療におけるアンチエイジング医療は、皮膚の若返りなどを目的とした治療法になりますが、皮膚の「たるみ」のような構造的な変化は、多くの場合、美容外科手術の方が適しています。
トレチノイン・ハイドロキノン漂白療法
ビタミンAの誘導体であるトレチノインの作用は、1)角質をはがす、2)表皮の細胞を分裂・増殖させ、皮膚の再生を促す、3)コラーゲンの分泌を高め、長期的には、皮膚の張り、小じわの改善をもたらす、など若返りの効果が強い薬剤です。
古い角質が剥がれ落ち、新しい表皮が再生されるため、軟膏として「シミ(特に、老化性色素沈着など)や肝斑など」の治療に使われ、効果が高いものです。一般的には、0.1%-0.4%のトレチノイン軟膏が5%ハイドロキノン軟膏と併用されます。効果は2ヶ月程度で見られますが、レーザー治療と併用することで、より効果の高い場合もあります。ただし、この治療法はすべての「シミ」に有効ではありませんので、担当医とよくご相談下さい。
頬部のシミ
(老人性色素斑) |
トレチノイン治療中 | 治療後 約2ヵ月後 |