美容医療・アンチエイジング医療 / 美容皮膚科

 ここでは、手術を行わない美容皮膚科についてご説明いたします。手術を行う美容外科についてはこちらをご参照ください

 

アンチエイジング医療 (皮膚美容科的治療)

 アンチエイジング医療は抗加齢医学とも言われ、広い意味ではホルモン療法などの内科的、あるいは婦人科的(更年期治療)治療をはじめ、各種のサプリメントによる老化の防止を目的に行われます。

美容医療におけるアンティエイジング医療は、皮膚の若返りなどを目的とした皮膚美容を主とした治療法になりますが、皮膚の「たるみ」のような構造的な変化は、多くの場合、美容外科手術の方が適当です。

 

ケミカルピーリング(現在、当科では行っておりません)

  ケミカルピーリングとは、厚くなった角質層を化学的な方法(たとえば、薬剤など)で剥離して正常に近い状態に戻します。角質が薄くなれば、美白剤などのクリームも皮膚に浸透しやすくなり、皮膚老化(シミ、シワなど)を予防するためのスキンケアとして有効です。 また、ピーリング剤は酸性で毛穴にも浸透しますので、毛穴に溜まった角質の除去やアクネ菌の除菌の2つの効果で、にきびの治療をすることができます。

 医療で行うケミカルピーリングは、非常に浅いピーリングから深いピーリングまで4段階に分類され、使用するピーリング剤も多種あります。治療目的により方法も異なりますし、深くなればなるほど、副作用も多くなります。また、1回で効果がでるものではなく、効果を得るには継続する必要があります。皮膚の変化を診察できる医師のもとで行うことが安全であり、有効性も増すと思います。

 

トレチノイン・ハイドロキノン漂白療法

 ビタミンAの誘導体であるトレチノインの作用は、1)角質をはがす、2)表皮の細胞を分裂・増殖させ、皮膚の再生を促す、3)コラーゲンの分泌を高め、長期的には、皮膚の張り、小じわの改善をもたらす、など若返りの効果が強い薬剤です。

 古い角質が剥がれ落ち、新しい表皮が再生されるため、軟膏として「シミ(特に、老化性色素沈着など)や肝斑など」の治療に使われ、効果が高いものです。一般的には、0.1%-0.4%のトレチノイン軟膏が5%ハイドロキノン軟膏と併用されます。効果は2ヶ月程度で見られますが、レーザー治療と併用することで、より効果の高い場合もあります。ただし、この治療法はすべての「シミ」に有効ではありませんので、担当医とよくご相談下さい。

トレチノインによるしみの治療 トレチノインによるしみの治療 トレチノインによるしみの治療
頬部のシミ
(老人性色素沈着)
トレチノイン治療中 治療後 約2ヵ月後

 

フィラー

 人工的に作られた組織材料を注入して、凹みや「しわ」を治療する方法です。現在、厚労省で正式な認可を受けている材料は牛コラーゲンのみです。コラーゲンの欠点はアレルギー反応を起こす人があることで、予め検査注射が必要となります。

 最近では、アレルギー反応の少ないヒアルロン酸が注入材としてはもっとも良く使われます。ヒアルロン酸は生体に普通に存在している物質ですが、注入材としてはバイオ技術で生成された非動物性安定型ヒアルロン酸ゲルを用います。

 この他、フィラーにはいろいろな物質が使われますが、安全性などが検証されているものは少なく、日本では牛コラーゲン以外は薬事承認が得られておりません。過敏症による症状(疼痛や硬結、肉芽腫など)なども無視できませんので担当医と良く相談してください。また、フィラーの欠点は持続期間が平均6ヶ月程度ですので、繰り返し注射を受ける必要があることです。

 

ボツリヌストキシン

 ボトックス®(Botox®、米国アラガン社)は、A型ボツリヌス菌の毒素を極めて薄くして安全性を高め、末梢の筋肉を一時的に麻痺させる作用を利用した治療薬です。ボトックス®は日本国内においても、1996年に眼瞼痙攣、2000年に片側眼瞼痙攣、など、筋肉の痙攣を防止するための注射薬として薬事承認を得ております(健康保険適応)。

 このボトックスの筋肉弛緩作用を利用して、表情筋が作り出す顔面の小じわ(いわゆる「表情じわ」)の治療が、1990年代よりアメリカを中心に盛んに行われるようになっております。特に、眼瞼・眉間周辺の「小じわ」の改善に効果が高く、日本国内においても2009年にボトックスビスタ®(グラクソ・スミスクライン社)が「眉間の表情じわ」に対しての薬事承認を得ております(ただし、健康保険の給付はありませんので、自費診療となります。なお、ボツリヌストキシンの作用期間は平均4ヶ月、最長でも6ヶ月程度ですので、反復注射が必要となります。

 

 

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